赤ちゃんが生後5ヶ月くらいになってくると、
離乳食を少しずつ始める頃です。

そのあたりから
1歳前後に向けて考え始めるのが卒乳のタイミングです。

いつから卒乳したら良いのか、また1歳になっても
なかなか授乳から抜け出せず卒乳できずにいる。

いざ卒乳しようとしても、
母乳でカチコチに膨れてしまいどう対処すれば良いの?
と言った悩みを解決する方法などご紹介していきたいと思います。

卒乳はいつからがいいの?平均的な目安の時期とは?

授乳とはお母さんと赤ちゃんの大事なスキンシップ。

離乳食も始まり、夜中の授乳もキツイなと
感じ始めてきた頃にそろそろ卒乳かな?
と考えるお母さんが多いのではないでしょうか?

ですが、なかなか一筋縄ではいかない卒乳。

赤ちゃんが母乳から離れる事や、
母乳をあげなくなったお母さんのおっぱいはカチコチの岩のようになります。

卒乳をする時期は赤ちゃんごとに変わるので人それぞれですが、
ある程度の条件をクリアしてからが良さそうです。

まず1つ目の目安としては、離乳食を1日に3回食べるようになっている事。

今まで母乳から栄養をとっていた赤ちゃんですが、
離乳食が始まると、母乳から離乳食に栄養がチェンジします。

母乳はあくまでも、スキンシップや安心材料で、
栄養は離乳食からとれるようになってからが良いです。

2つ目の目安は水分が母乳以外からとれている事です。

コップやストローなどを使って
しっかり水分がとれるようになるのも重要なポイントです。

卒乳に近づくにつれて、水分は母乳以外でとり、
授乳間隔を空けていくと良いでしょう。

卒乳の方法と進め方はどうするの?

赤ちゃんが離乳食を良く食べて、
母乳を飲む量が減ってきているのも卒乳のサインです。

お母さんが「授乳はツライ」
「もう授乳はいいかな?」という気持ちの変化も卒乳のサインです。

授乳以外でもお母さんと赤ちゃんが
スキンシップをとる事ができれば、不安定になる事はありません。

卒乳の進め方も色々あり、日中はあげないけれど、夜中だけ授乳をする方もいれば
3食離乳食を食べるようになったので、この日から断乳!と決めて
赤ちゃんとお母さんとの我慢比べで卒乳する方もいます。

どんな方法で卒乳するにしても、
大事なのは赤ちゃんに言い聞かせてあげる事。

「もうすぐおっぱいおしまいだよ」とか「これでないないするね」など
あかちゃんにも言葉で伝えてあげる事が大切です。

この日から卒乳!と決めてやめるのなら、
卒乳の日からは赤ちゃんがおっぱいを欲しがってもあげない事です。

赤ちゃんが泣くからと言ってお母さんの心が折れてしまっては
だらだらと続いてしまい乳離れできなくなってしまいます。
卒乳はある程度の覚悟と今期が必要です。

卒乳すると決めたらまずは心の準備をしましょう。

卒乳を自然に行う方法について

赤ちゃんが1歳くらいになると、
基本的には離乳食も3食食べるようになります

ですが、離乳食をあまり食べずに母乳をメインで飲んでいる
赤ちゃんはあまり離乳食をたくさん食べません。

離乳食を食べてお腹を満たせば自然と授乳の量も減ってきますが
そうで無い場合は、授乳時間を短くしましょう。

いきなり卒乳すると、おっぱいは今までと同じように
母乳を作ろうとするので、胸がカチコチになります。

そうなると、お母さんの体は熱を持ち、
だるくなり少しの衝撃でもおっぱいが痛みます。

こうした場合、何日かは絞らずに
常に保冷剤などで冷やし続けなければいけません。

母乳は冷やす事で作られなくなっていきますが、
温めてしまうと母乳マッサージと同様の効果が
でてしまうので、温めるのは控えましょう。

どうしてもカチコチに張ったおっぱいが痛い時は
母乳マッサージに行って専門の方に絞ってもらうのが良いです。

専門の方に絞ってもらう事で、とても楽になります。

あまり痛みを伴わない為には
母乳の製造を減らしていく事がポイントです。

卒乳する時期の決意は人それぞれのタイミングがある?

赤ちゃんも十人十色なので、
その子にあった卒乳タイミングがあります。

「必ずしも1歳になったから卒乳する」とは限りません。

お母さんが職場に復帰するので、それに合わせて卒乳したり
赤ちゃんがあまり母乳を飲まなくなったので、そのまま卒乳したり
次の妊娠を考えての卒乳など、タイミングは人それぞれです。

お母さんが授乳をする事に対して
ストレスを感じてきているのなら、早めに卒乳を考えた方が良いでしょう。

長いようで短い授乳の時間は赤ちゃんとお母さんにとって
とても大切でかけがえのないひと時です。

大きくなってあの時こうしてればよかったな~と
後悔しないように今の授乳の時間を大切にして下さい。

そして、授乳回数が減ってきたらお散歩などで
赤ちゃんにたくさんの刺激を与えてスキンシップをとってあげましょう。

他の赤ちゃんと比べずに、あくまでも自分達のペースで良いんです。

無理をせず、お母さんの体調とも相談しながら卒乳をおこなっていきましょう。