市販の検査薬で妊娠がわかり、病院で先生から「妊娠しています」の言葉で
飛び上がるくらい、待望の妊娠に喜んだのではないでしょうか?
ご懐妊おめでとうございます。
病院で妊娠がわかり、書類を貰い
各市町村で交付されるのが「母子手帳」です。
これは妊娠から生まれてからの成長記録まで、
長い間使用する大切なものです。
母子手帳がいつ貰えるのか?母子手帳の役割などをご紹介していきます。
母子手帳はいつもらえるの?時期と受け取りの場所
母子手帳は妊娠がわかって病院で
すぐに交付されるものではありません。
最初は何もわからず、すぐに貰えると
思っていたので、少しがっかりしますよね。
待ちに待った妊娠で、フライング検査で妊娠がわかったり、
なかなか妊娠に気付かなかったりと人それぞれです
妊娠かな?と想い病院に行き、
妊娠が判明すると病院から「妊娠届出書」が配られます。
その書類を書く市町村の役場などに提出する事で、
母子手帳を受けとる事ができるのです。
平均8週くらいに胎児の心拍が確認されるので、
この時期に母子手帳を貰う方が多いのではないでしょうか。
母子手帳を交付している場所は各市町村で
「何時から交付しています}と決めれられているところも
あるので電話やホームページなどで確認してから行くと良いでしょう。
また、早い方ではつわりが始まる時期でもあります。
この時期に無理は禁物ですので、
どうして行くのが難しい方は、パパや祖父母にお願いしましょう。
そしてこの時に配布されるのは母子手帳だけでなく
妊婦健診等に公費助成が受けられる妊産婦健康診査受診票、
妊婦歯科健康診査受診票、乳児健康診査受診票が交付されます。
母子手帳交付時の持ち物は
妊娠届出書とマイナンバーカードが必要です。
詳しくはご確認下さい。
母子手帳交付時に手帳の使い方や諸制度の説明、
妊娠中の過ごし方などのお話があります。
妊娠時期が同じくらいのママと会うので、
ここで交流を深めて妊娠ライフを楽しむのも良いかもしれません。
母子手帳の重要性や役割について
母子手帳は正式には「母子健康手帳」と言います。
妊娠の初期から小学校入学前までのお母さんと
赤ちゃんの成長、健康に関する事を記録していきます。
この記録はとても大事な事で、子供が大きな病気にかかったときや
予防接種の時も母子手帳に記録していきます。
お母さんにとっても母子手帳はとても大事なものです、
自宅や外出時に体調を崩してしまった時、病院は母子手帳で
赤ちゃんの状態やお母さんの状態を確認する事があります。
その為、母子手帳が交付されてから外出する時は必ず持ち歩きましょう。
母子手帳の後半のページには妊娠中から出産後にかけての過ごし方や、
アドバイスが書かれているので、わからなくて困っている時に役に立ちます。
母子手帳の種類やデザインやサイズは地域によって異なる?
母子手帳のデザインは全国統一ではなく、各市町村によって異なります。
また、市町村によっては毎年デザインが変わる事があるそうです。
ディズニーのキャラクターもあれば、ドラエモンやキティーちゃん
そしてシンプルな鳥の親子のデザイン。
デザインも異なれば、サイズも異なります。
母子手帳を交付されて、
デザインが気に入らなくても交換する事はできません。
気に入らない場合は母子手帳ケースの利用もおすすめ!
もしどうしても変えたいのならば、
母子手帳専用のカバーケースを購入しデザインを変えましょう。
母子手帳は長年使用するので、どうしてもボロボロになってしまいます。
劣化を防ぐ為にもケースを使用する事をお勧めします。
妊娠をきっかけに引っ越しすると母子手帳はどうなる?
妊娠がわかり、妊娠中に他の地域に引っ越しをされる方は
結構いらっしゃるのではないでしょうか?
引っ越しとなると、転居届や住所変更などの手続きに追われてしまいますよね。
母子手帳は引っ越ししてからも、同じもの使用します。
ただ、住所変更などは保健センターに届出をしなければいけません。
各市町村で違うところがあるかもしれないので、
最初の交付時に貰った健康診断の補助券と
母子手帳、印鑑を持って手続きに行きましょう。
行く前に何が必要か、必ず確認してから行きましょう。
妊娠中の体で二度手間になってしまうと大変なので、
あらかじめ引っ越す前に転居先の市町村に電話で確認してからの方が確実です。
紛失したときの再交付はどうやるの?
大事な記録が記載されている母子手帳をなくしてしまったら、凄くショックですよね。
中にはエコー写真や補助券も入れている方もいるのではないでしょうか?
母子手帳を紛失してしまったら、
まずは落ち着いて再発行をしてもらいましょう。
でもここで注意しなければいけないのが
「妊婦一般健康診査受診票は再交付されない!」
という事です。この補助券があるおかげで
検診時にお金が最小限の支払いで済みます。
ですがこの補助券が無いと、医療費がとても高くなってしまうのです。
悲しい事に母子手帳の再交付はできても、
補助券の再交付は出来ない事が多いので、必ず無くさないように注意しましょう。
母子手帳は地域の保健センターで行っている事が多いです。
「母子健康手帳再交付申請書」の書類を提出すれば新たな母子手帳が交付できます。
もし出産後に母子手帳を無くしてしまった方で、成長記録を覚えていない方は
検診や出産をした病院に確認すれば、カルテが5年間残っているので、相談してみて下さい。
母子手帳は最初の妊娠から大きくなるまでのとても大事な成長記録です。
生まれてからの育児は目が回るほど大変な事ばかりですが、
たまに成長記録を見ると懐かしく、あっという間な気がします。
なるべく紛失しないように、大事に保管しましょう。