赤ちゃんがミルクを飲まないと、
ママはとても不安になってしまいますよね。

どこか体の具合が悪いのではないか、
このままミルクを飲まなければどうすればいいのか心配は尽きません。

飲まないという事は大抵の場合、ちゃんと原因があります。
この記事ではそんな原因やミルクを飲んでくれなくて
困っているママ向けにどんな部分に気をつけておくべきか対応策などについて解説します。

赤ちゃんがミルクを飲まない原因は何?

原因としては、以下の5つが考えられます。

哺乳瓶の先端部分の形状や材質

哺乳瓶の先端が固すぎたり、大きすぎたりして口のサイズに合わないと、
それが原因になってしまい飲まないという事があります。

先端の形や大きさだけでなく、穴のサイズによって中々
出てこない、もしくは出すぎてしまうことでミルクが飲みにくくなり、
疲れて飲まなくなってしまいます。

哺乳瓶の乳首はメーカーによって形や材質がさまざまです。

赤ちゃんの口に合ったものを探してみましょう。

ミルクの味によっても飲まない

ずっと母乳を飲んできてから、ミルクに切り替えたとき、
またミルクの銘柄を変えたときに味が違うことに気が付いて
飲まなくなるという場合があります。

ミルクそのものだけでなく、ミルクに使っている
水道水のにおいを嫌がって飲まないこともあります。

ミルクや水を変えてから急に飲まなくなった、
という場合は変える前のものに戻してみると飲むことがあります。

また、ミルクの濃さが好みに合わない場合も考えられます。

基本的にはミルクの缶に記載されている分量で
調乳すれば大丈夫ですが、赤ちゃんの好みもあるので、
分量を少し変えてみるのもいいでしょう。

ただし、あまりにも濃すぎたり薄すぎたりすると栄養過多、
あるいは栄養不足となることもあるので注意してください。

ミルクの温度が原因の場合も

ミルクが熱すぎる、または冷たすぎる場合も
赤ちゃんが飲まない原因となります。

ミルクの温度は人肌程度、36℃前後が適温です。

ミルクアレルギーにも注意が必要

ミルクを飲んでもすぐに吐いてしまう、
血便や下痢などの症状が出る場合は、ミルクアレルギーの可能性があります。

嘔吐や下痢を繰り返すと脱水症状を起こす危険があるので、
ひどい症状が出る場合は病院で医師に相談しましょう。

ミルクアレルギーと診断されたら、
アレルギー専用の粉ミルクに切り替えて様子を見ます。

ミルクアレルギーは、たいていの場合、
1歳ごろまでに自然に症状が治まってきます。

そのため、病院でミルクアレルギーと
診断されても悲観的になることはありません。

他の事に興味が出て飲まない

例えば、授乳中にテレビがつけっぱなしになっていると、
赤ちゃんはテレビの音や画面が気になって、ミルクを飲むのに集中できないことがあります。

また、ママが授乳中にスマホやタブレットをいじっていると、
「今ママは何を触っているのかな?」と思ってしまう事があります。

それにより、ミルクよりもママの手元のほうが
気になってしまうということもあります。

授乳中はテレビを消し、
スマホやタブレットもしまっておきましょう。

無理に飲ませようとはしないこと

赤ちゃんがミルクを飲まないからといって、
赤ちゃんを叱ったり無理やり口にミルクを流し込もうとしたりしてはいけません。

ママが焦ってイライラする気持ちは赤ちゃんにも伝わります。

赤ちゃんがミルクを飲まないと不安になりますが、
赤ちゃんにゆっくりと話しかけながら、落ち着いて授乳してみましょう。

飲まないと病気になる?病気が関係している場合も?

赤ちゃんがミルクを飲まなくなったからといって、
すぐに病気になるわけではありません。

ただ、赤ちゃんの具合が悪くて
うまく飲めないことがあります。

例えば、口の中が痛くて飲めない、
鼻がつまって苦しくて飲めないという場合もあります。

この場合は、口の中に異常がないかチェックし、
鼻づまりがあるようなら吸引器などで鼻水を吸ってみてください。

赤ちゃんがミルクを飲まなくなったときにやってみたいこと

ミルクを飲まない原因がわかれば、
それに合わせた対処法を取るのがいちばんです。

大抵の場合、生後4ヶ月を過ぎるころになると、
一度の授乳でたくさん飲めるようになるという赤ちゃんが多いです。

たくさん飲んでいるので、
授乳間隔が短いとお腹が空いていないので飲まないということもあります。

その場合は、授乳間隔を長く取ってみましょう。

加えて、毎日たくさん遊んだり、
お散歩に連れていったりして体を動かす時間を作りましょう。

体をしっかり動かすとお腹も空いてミルクを飲むようになります。

いろいろなことを試したみたけど、それでもミルクを飲まないとき、
ミルクを飲まないことで体重が減る事があります。

赤ちゃんの身体に影響が出てきたときは早めに医師や助産師に相談しましょう。

いかがでしたか。

赤ちゃんにとってミルクは栄養と水分を補給する大切なものですから、
それを飲まなくなったときのママの不安は計り知れないものがあります。

まったく飲まなくなる、ということはなくても、
それでもいつもより飲む量が少ない事がよくあるものです。

そんな時「大丈夫なの?どこか具合が悪いんじゃないの?」と
とても心配にもなりますよね。

赤ちゃんがミルクを飲まないときには、
落ち着いてどんな部分が原因なのかを見極めて対処しましょう。

もし赤ちゃんの様子や発育など気になることがあれば、
ひとりで悩まずに病院や母乳外来で相談してみてください。