赤ちゃんの成長過程の一つであるハイハイ。

一生懸命にハイハイしている姿はかわいいですよね。

そんな赤ちゃんのハイハイ時期の目安やハイハイがもたらす効果、
部屋づくりなどについてこの記事では紹介していきます。

赤ちゃんのハイハイの時期はいつから?

ハイハイをし始めるのは平均で8ヶ月頃です。

この頃の赤ちゃんは、身体の成長によって、全身の筋肉が発達して
ハイハイができるようになっています。

ズリバイをした後にハイハイになるのが多いですが、
ズリバイを通り越してできるようになる赤ちゃんもいます。

比較的成長の早い赤ちゃんの場合、
「6、7ヶ月頃でのスタート」

ゆっくりな赤ちゃんであれば
「9ヶ月、10か月」経過してもまだ
という事もありますので悩む人はとても多くいます。

赤ちゃんの時は成長がバラバラで、周りのママパパの話で
「うちの子は大丈夫かな」と心配になってしまいますよね。

他にも、赤ちゃんによってはハイハイを飛ばして
つかまり立ちをしてしまう子もいますし、膝をつかない状態での四つん這い、
いわゆる「高ばい」をする赤ちゃんもいます。

あくまでも目安なので、「わが子はまだハイハイをしないな…」と
不安になるかもしれませんが、おおらかな気持ちで見守りましょう。

赤ちゃんがハイハイをする前に整えておきたい部屋づくり

赤ちゃんがハイハイをするようになると、行動範囲がぐっと広がります。

そのため、今までは気にしていなかった赤ちゃんのいない
部屋にも気を配る必要があり、家全体の安全確認をしましょう。

ママパパで確認できるのが、赤ちゃん目線でどんなところが危険なのかを
ハイハイをしてチェックしていくのが安全確認としておすすめの方法です。

こうすることで赤ちゃんにとって危険な場所、
片付けるべきものを把握することができます。

家具についている金具の出っ張りや、机の角など怪我を
しやすいものにはガードをつけたり、小銭やアクセサリーなど
誤飲しやすいものは手の届かない高い場所に片付けるなどしましょう。

ボタン電池は誤飲して胃の中で溶け出してしまうと
胃の壁を壊してしまうため大変危険ですので特に注意が必要です。

また、充電器や家電製品のコードなども
よだれのついた手で触ってしまうと感電する恐れがあります。

ハイハイをなかなかしない時は練習すべき?

なかなか赤ちゃんがハイハイをしないからと、
基本的には特別に練習する必要はありません。

ただし、有効な方法もありますので紹介しておきます。

・赤ちゃんの足の裏に掌を当てて蹴るということを覚えさせる。

・赤ちゃんの少し先におもちゃを置いたり、ママが少し先にいたりして
 赤ちゃんにずりばいをさせたりして自ら手足を動かすという感覚を身につけもらう。

こういったものは有効な方法ではあるので、
気になるなというママは練習してみてください。

ですが、無理な練習をすると股関節脱臼になる恐れがあるので、
あくまでも自然に身につけられるようにしましょう。

また、部屋に物がたくさんあるとハイハイをするという
行動意欲が沸きにくいため、物を片付けるなどして動けるスペースを作ってあげましょう。

中には、ハイハイをあまりしたがらない赤ちゃんもいます。
そういうときは、遊びの中にうまくハイハイを取り入れてあげると良いでしょう。

赤ちゃんのハイハイにはこんな効果があります

ハイハイは全身運動なので、
反射神経や脳の神経伝達系統の発達につながります。

また、免疫力のアップにもなります。

ハイハイを続ける事によってつかまり立ちなどでは
鍛えられない腹筋背筋が自然につきます。

姿勢反射も高まるので、
つまづいても手を前に出し転びにくくなります。

また、手のひら全体を使ってハイハイをするため
手の働きを力強くし、手先の器用さにつながります。

あごの発達にもつながり、歯並びが良くなったり、
発音がきれいになったりなどもハイハイの効果のひとつです。

そして、ハイハイを飛ばして歩いてしまうと上半身の重さが足に
かかるので骨が曲がってしまうため、O脚になってしまう可能性があります。

骨がしっかりしてから歩くのが
大切なのでその前段階のハイハイはとても大事なのです。

ハイハイまでのスピードは個人差がある

赤ちゃんは脳に近い場所から順に成長していきます。

首がすわり、寝返りができて、、
次に腕や腰に力がついてきます。そしてずりばいを会得してから、
お座りをはじめ、ようやくハイハイをするようになります。

中にはこの流れとは順序が異なる赤ちゃんもいますが、それも個性のうちです。

比べたくなくても、成長の早い子が周りにいると
どうしても比べてしまったりする事はよくわかります。

しかしながら、首がすわるのも、寝返りができるようになるのも個人差がありますよね?
ハイハイもそれと同じで個人差があって当たり前なのです。

なので、悩みすぎずに赤ちゃんとの時間を大切にしてください。

自分の子供がハイハイをしていて、友人の子供は
高ばいをしているという事も普通にあります。

赤ちゃんのハイハイについて解説しましたが、
ハイハイや成長への悩みが少しでも軽減できれば嬉しいです。